皆さんこんにちは。
R.mark gallery Ronjinのopenも無事に終わり、本店で我慢させていた植物の水やりも終えて、やっと日常に戻れた気がします。
もちろん本店にもお世話をやりに行っていましたが、時間が足りなかったので、いつもよりは水を我慢させてしまった。
皆さんもお忙しい中足を運んでくださって、本当にありがとうございました。
さて、本日は「蒸れ」についてです。
このお話はRonjinの店内の環境でのお話です。
屋外育成のアガベの湿気や蒸れについては別のお話です。
蒸らすな、蒸らすな、とは言いますが、私はやっと、それがなんなのか理解をしてきた気がします。
基本的に水遣りを頻繁に行なって、腐ってしまう事は、これまでありませんでした。
過去に行なった、生態についての実験では、毎日水替えをして、3ヶ月間腰水で育成しても、腐る事もありませんでした。
しかしそれは流石に徒長気味になりましたw。
では、湿気に対して無敵なのか?ってなりますよね。
私の水遣り頻度は、とても頻繁ですが、アガベはいつも絶好調です。
水遣りを頻繁に行なった方が、厳つく元気に育つ様に、調整してあるのが、Ronjinのアガベなのですが、湿気にとても強いのだから、蒸れても大丈夫なのか?って疑問だったんです。
もちろん、普段から、蒸らさない様に気を付けている、前提のお話ですよ。
ここ最近、突然気温が上がり、雨が降り、そんな天気が続きました。
なんだか、下葉が枯れたり、病気になったり、そんな株が増えたんです。
私がお店にいても、いつも快適だし、何故なんだ。。毎日考えて悩んだw。
最近暑い。とは言え、夜になったら気温は下がるので、日中はエアコンをかけて、夜にはエアコンを切って、朝出勤をしたら換気をしてエアコンをつける。そんな毎日でした。
が。気が付いてしまった。
それは、夜に気温が下がっていると思っていたら、夜にはエアコンを切っていたので、気温が上がり、思いっきり蒸れていた。。。。
自宅では、24時間温度調節をしていたので、私の頻度の高い水遣りで、アガベ達は快適に生育していた。
むしろ自宅のリビング育成株は、毎年この季節は絶好調なんです。
しかし、店舗の方では、私のいない夜中に気温が上がり蒸し蒸し状態になっていた。と言う事。
真夏でもないから、夜は気温が下がると思っていたのが間違えていました。
そんな意識をして、数日間、店舗の夜中の蒸れ具合をチェックしてみると、恐ろしい程に蒸れていました。
去年は大丈夫でしたが、辛い思いをさせていたんだと思いました。
そうは言っても環境は整えていますので、実際はアガベに関しては分からない程度の変化だったんです。
では、これになんで気が付いたのか、と言うと、ビカクシダがいたからなんです。
ビカクシダにとっては、嫌いではない季節のはずなのに、いつのよりも若干ですが、胞子葉や貯水葉を枯らすのが早い気がしたんです。
この疑問は、湿度が高めが好きなマダガスカリエンセが、この季節にご機嫌斜めになる?なんで?から始まったので、マダに感謝です。
屋外育成とは切り離して読んで欲しいのですが、店内では普段から当たり前に、蒸らさない様に心掛けているので、「蒸れ」と言うものに対しての意識が弱くなっており、店内に関しては「湿気」と「蒸れ」が私の頭の中で一緒になっていたんです。
アガベは殺菌殺虫をしっかり行えば「湿気」はむしろ好きな方だと思いますが、やはり「高温多湿による蒸れ」は下葉を腐らせ、ウイルスを元気にさせてしまうんだな。と実感しました。
当たり前の事すぎて、「蒸れがダメなんて知ってるわっ!」って思う方もいるかもしれませんが、しっかり言葉にして、理解をしておく事が、とても大事だと思いましたので、今回の記事を書かせてもらいました。
皆さんも、いつも慣れた環境で、慣れた育成をしていると、その季節の天気の悪戯でやらかしてしまう事が起こるかもしれません。
いつもの環境で数年間育成を行い、慣れているからこそ、「今年の気候」ってやつを今一度しっかりと見直していきましょう。
本日は、アガベおじさんが気候の罠にハマりそうになる。。お話でした。