ジワる薬害。ジワる疲れ。

皆さんこんにちは。

今日は、私の大切にしている期待のfo-76を見ながらお話をしていこうと思います。

私が伝えた通りに育成を行っているが、中々調子が上がらない。という数人の客さんと話をした結果についてお話をしていきます。

色々お話を聞かせてくれた方々、ご協力をありがとうございました。

体調不良には様々な理由がありますが、今回はそのうちの2点程についてのお話になりますが、これは私とお客さんの間での結果なので、あくまで参考としてお読み下さい。

これまで私がお伝えした通りにしっかり育成を進めてくれているが、何となく葉全体が柔らかく絞れてきてしまい、色が薄い。

この数ヶ月間、そんな皆さんと色々お話をした結果、私がお伝えしている薬品の希釈率よりも、濃い濃度で噴霧している方や、とても高い頻度で薬品散布を行っている方々に多く見られる事がわかりました。

良かれと思ってやってくれているんですよね。その気持ちわかります。大切にしてくれてありがとうございます。

濃度が濃いと良く効きそうですよね。私も初期の頃やりましたが、これがジワジワと弱っていくんです。

劇薬を使用した時の薬害の症状は、黒く溶けた様になり、とても分かり易いのですが、一般の薬品を濃い濃度で使用して出る薬害は、ジワジワ来るんだと思います。

ジワる薬害ってやつです。

そんな原因なら、すぐにわかるじゃん。そう思いますよね。

しかし、これが中々わからないんですよぉ。

お客さんの育成環境や細かい育成方法を話で読み取り、原因を探るのは意外と難しいんです。

お客さん自身も分かりにくいはずです。

今回はそんな厄介なお題に根気良く、考えて取り組んでくれた方々がいたお陰で、ブログに書くべきだ、と思える結果が出た事に感謝します。

そんなわけで、薬品の量を測るのは面倒ですが、希釈率にはご注意下さい!適当にいっぱいはダメですよw。

店舗に来られる方々へは、夏場の散布頻度はお伝えしてありますが、特に屋外育成の方で、薬品散布を月に2回行っていた場合は、薬品の散布の頻度を月に1度に減らして、なるべく私が指定している日に散布を行って下さい。

屋外育成でどうしても2回散布しなければいけない方は、店舗の方でお会いした時にアドバイスしますので、また寄って下さい。

屋内育成の方々も、現在この虫にやられているので、薬品散布を強化して駆除しなければ!など特別理由がない場合には、夏場に関しては、月に1度の散布にしていきましょう。

もちろん、屋内育成の方で理由があり、月に2度の散布と言われている方々は、そのまま続けて下さい。

季節ごとに散布の頻度は変化していきますので、これからも随時相談をしながら、育成を進めていきましょう。

もう一つは、先程の症状と似ていますが、株全体が柔らかく、葉が黄緑色、黄色、何となく葉の色が薄い、などの場合は酷く葉焼けの症状が出ていないけど、光が強すぎて株が弱っている。という可能性があります。

こちらもジワる薬害と同じで、ガツンと焼けないけど、ジワジワ来るので分かりにくいパターンですね。

葉焼け。と言うか、光が強すぎる疲れ?と言った感じでしょうか。

この様な場合はライトを少し離して様子を見ていきましょう。

私は今日の朝から、店舗のLEDライトの照射距離を品種により5〜15センチ程遠くしました。ラックのライトは手が届くので簡単ですが、Ronjinには天井からのライトが沢山あるので本当に一苦労ですよww。

ラック最高w。

意外と小さい株よりも、大きい株の方が疲れている感じでした。

LEDライトによる疲れの確認に関しては、LEDライトから外し、日光で葉の色を確認してみて下さい。

LEDの状態で確認するよりも、日光で確認する方が、黄色くなっていたり、葉の色が薄くなっていたりする場合には、とても分かり易いと思います。

冒頭でもお伝えしましたが、この様な不調の原因は一概に言えない事が多いので、中にはこの様な原因もある、という事で、あくまでも一つの考えとして頭に入れておいて下さい。

しっかり育成を行ってくれているのに、上手くいかないのには、必ず原因があります。

この記事が少しでも参考になり、今よりも、皆さんの少しは育成が良い方向へ進んでくれる事を願います。

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