私が検証する事。

皆さんこんにちは。
今日は私が輸入株を育成して検証するべき事のお話です。
うぅ〜ん。。コレを文章にするのは中々難しいなぁ。でも、頑張って文章にしてみますので、訳の分からない文章になりますが、暇潰しにでも読んで下さい。

では、今回はひたすらBBを見ながらお話をしていきたいと思いますので宜しくお願いします。

今回使用する写真には、輸入株と日本生まれのBBが混ざっております。
日本で獲れた子株は、また微妙に別の話なので、今回は私が輸入して育成をしてきた輸入株についての考え方としてお聞き下さい。
アガベを輸入し、私の手元に来て、発根後に1〜2年を掛けて徒長したり開いたりしながら、環境に慣れていき、その後に日本での育成で、私の納得のいく生育をするポテンシャルを備える事が出来るのではないか、と言う考え方をしています。品種や株の個体差により5年掛かってもそのポテンシャルが備わらない株もあります。
日本で樹形も色も良くなり、プラスの生育を続けていくと言う事が、そもそも備わらない株なのか?育成方法を変える?もしくは正しい育成方法で時間を掛けていけば、備える事が出来るのか?を確かめていきます。この6年間の結果で言えば、私が扱っているアガベの「90%の株は備える事が出来る」と言っても良い結果が出ています。
前に説明した「備える事が出来る出来ない」が原因なのか、それとも「育成方法正しいかどうか」を確かめる必要があります。厄介なのは、育成方法は正解だった。でも、成長過程において私の理想から離れただけだったのに、私の勘違いで育成方法を変えてしまった。
これをやってしまうと、正解から永遠に遠ざかっていきます。
これはアガベでは無く、自分自身が正解の育成方法に戻るまでに、最も時間が掛かってしまうミスだと思うので気を付けています。

その育成方法をやってしまっている方に、育成方法を聞かれて、とても遠回りになるのであまり言いたくもありませんが、良くなってもらいたい気持ちを込めて「それは良くなりません」と答えると「こちらも経験者なんでっ!」って言われる時あるけど。。その方の欲しい答えじゃなかったかぁ〜。と思うと同時に、今後は余分な事は言わんとこ。って思いますw。
育て始めて1年間は良かったけど、その後の徒長だったり色が悪くなったり、それ自体が環境に慣れる為に、アガベにとって必要な動きなのか?それとも解消方法として、植替え、追肥、環境を変える、のどれかを実行するべきなのかを考えます。

↓ちなみにこのBB。今は緑色が強いけどこれから色がメチャクチャ良くなるのがわかっているので、特に楽しみにしている株です🔥
植替えに関して言えば、植替えの時期、根の処理方法や発根方法、そして使用する土と肥料。
追肥はどんな肥料を使って、鉢のどの位置に入れるのか。
環境は屋内、屋外、光の種類に湿度と温度のどれを選択するのか?
私はこれを「維持管理」だと分けて考えています。
この様に「備える事」や「育成方法」の他に「その後の維持管理」と言う事も必要になって来ると思います。
そして、この3点が揃って来ないと長期的にプラスの育成をする事は出来ないと思います。元々のポテンシャルで日本で良くなるのか?そのポテンシャルは日本で備えるのか?育成方法(日常の育成方法)は正解だけど、維持管理方法(植替えのタイミングや植替え方法)が間違えたのか、それらを理解する必要があります。それらの結果の纏めを使ってBBを育成して、維持管理の方法も確立していく事を目標にしてきましたが、その辺の事に関しては、毎年少しずつですが順調に纏まってきています。
そして、現在は植替え時に入れている肥料だけで、今の私が作るアガベのクオリティーまでは作れているので、液肥などは使用していません。これまで上げてきた課題に、液肥を追加してしまうと、私としては何が良くて何が悪いのか益々わからないくなるので、液肥等は、まだ使わない様にしています。
液肥を加えると、もっと複雑な迷路になってしまいますからね。もちろん、これらの課題が明確になってきたら、どんな液肥が良いのか、そもそも液肥が必要なのか、使うならどんなタイミングが良いのか、の検証もやっていこうと思っています。今日は訳のわからない話と思った方も多いかと思いますが、私としてはこれはリアルに必要な事だと思っています。
なので、私はこれらの課題を6年前に輸入した私の大好きなアガベ達で検証し続けています。
ロンジンでは、これらの事をしっかり纏め上げる事が価値だと思っております。この他にも書ききれないくらい勉強しなければならない事が山積みです。
私は自分が扱う品種を、もっと熟知するって大変ですね。今回の記事を読んでくれた植物屋さんの方の中にも頷いてくれている方がきっといると思います。
日本に昔からある盆栽やサボテンを頑張って来られた方々の様に、まだ日本での歴史が浅いアガベの歴史を作っていきたいと思います。

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