去年初心者で始めたsさん。時々育成状態を見せに来てくれます。
とんでもなくガッチリ葉が厚く素晴らしい樹形に仕上がってます。去年sさんが「シワができると気になってお水をあげちゃうんだよねぇ」と言っていた時に「徒長しちゃうよぉ（笑）」なんて笑ってました。
sさんは日光ゼロでikeaのled、アクアスカイ、コトブキのライトのみで育成しています。
今回は植物ライトのみで工夫し、乾いたら水遣りstyleで素晴らしく育成された株を紹介します。
私は常に400～500株程育成しています。乾きの早いこの時期とはいえ、その数の株に頻繁水遣りをするのは容易ではありません。しかし！sさんの株を見ると「俺は言い訳してたなぁ」と反省しかありません。。しかし！反省と共にやる気スイッチがっ！！！！もっと頑張れば今より良くなり、皆さんへゴリゴリの株を提供出来るようになります。それでこそ育成販売のronjinの目指す所っす！！！sさん、俺に夢を与えてくれてありがとう！！ってな具合に単純スイッチオン（笑）
今までは5号サイズで月1ペースの水遣りでした。このペースは発根させてからは無難に根を維持する為の育成になりますね。そして先月から5号鉢だと7～10日に1度に切り替えました。
勿論、日の当て方と風通しも強化しています。リビングチームもハウスチームも湿度は共に30％以下。ハウス内は18度～33度。リビングはは20度～25度。sさんのお宅と違い、led育成ですが日中は日光が当たり鉢が暖かくなります。
ハウスもリビングも5号鉢以下は7～10日で乾くので、そのペースで与えています。6号鉢は15～20日。10号鉢は30日。これはあくまでも今の時期であり水遣り間隔はおおよそです。eborispinaなどはもう少しペース早目の風強めで25度以下で育成しています。
こちらの↓fo-76もゴリンゴリンです。led育成にも関わらず現地で育成されていた時よりも厳つくなっている。夢が持てますねぇ。
葉の厚みだけではなくて、この濃い色とズッシリ感が最高。。。
もう一度言っておきますがled100%でこの風格です。
私はリビング、お店、ハウス、外色々な環境でベストな育成を目指しているので、この育成じゃなければダメだとか言うつもりはありません。
みんな用意出来る環境は様々なので、将来的にはその環境でベストな育成をアドバイス出来るように柔軟に取り組んでいきたいと思います。
私と違う環境で出した結果を、この様に教えて頂けるのは本当に有り難いことです。
最後になりますが、販売当初はパラボラアンテナの様で樹形がいまいちだった↑horrida gilbeyi。
葉数が増え全体が太く、そしてこの根っこ！！愛を感じます。。
sさんの環境は良いとは言えませんが、工夫と観察、何よりもagaveが本当に好きで楽しんでくれているんだなぁ、と思わせてくれるくの仕上がり。
お店としては今回自分の足りなさに気づかされ、何よりもやる気も頂きました。
やっぱり育成には植物愛が必要だと改めて教わりました。
sさんは本当のagaveloverです。
ronjinから出て行った株を、こんなに立派に育ててくれるsさんも、育ってくれた株もronjinにとっては自慢です。
