逃げと責任転嫁

皆さんこんにちは。
今日は私がアガベの販売を始めた頃から、現在の販売スタイルに至るまでの経緯と、私が感じた事などのお話をしようと思います。
植物屋さんを運営していれば、ぶつかる壁であり、普通に感じる事だと思います。

越冬して紫色になっている株、そこから回復してきた株の様子を交互に見ながら話を進めていこうと思います。

今回のお話はあくまでもロンジンが、逃げと責任転嫁を無くす為に行ってきた取り組みと考え方についてお話です。 以前もお伝えしましたが、私がアガベの販売を始めた頃は、輸入株を発根させてからそのまま(半年〜1年間育成した株)販売をしておりました。
今回も輸入株をそのまま販売するのをやめた経緯について、生産者さんの事も含めて、また別の理由での考えについてお話をします。輸入に関しては当たり前の事ですが、生産者産とは何度も何度も文章でやり取りを重ねて輸入をしています。
しかしながら、あちらも商売でありますので、悪気なく大袈裟に言っている事や、又は子株などに関しては微妙に違う物が混ざったりする事もあるのではと思います。

子株に関しては、親株と繋がっている状態で届き私が目視出来ない場合は全て疑う事にしています。
もちろん生産者さんが悪意で偽物の子株を混ぜたりするのでは無く、混ざってしまう事もあると思います。小さいければ小さい程、見た目では判断が出来ないので、生産者さんの言葉だけを信じてしまうと、販売者として使ってはいけない言葉を使わなければならなくなってしまいます。
私も生産者さんを信頼しているとは言え、全てを鵜呑みにして、販売してしまうと何かあった時に「信頼出来る生産者さんが言っていた」と、逃げと責任転嫁の言葉を使う羽目になります。

これは生産者さんに申し訳ない事です。なので、輸入した株は最初から日本で私が育成して確かめる必要があるので、色々考えた結果、私が時間を掛けるしか方法が無いと思いました。
もちろん確かめている数年間でその品種に人気があって騒がれている時期は通り過ぎていきます。
しかし、それで良いんです。こればかりは仕方ないですよねw。育ててみるとやはり、すんなりとはいかず、育てているうちに形が崩れたり、徒長したりしてしまう事もあります。

滅多には無い事ですが、実際に高価な品種で言われていたのと違う品種になってしまった事もあるんですw。

この子株に関しては、見た目は同じでしたが、私の元に届いた時には、ランナーは外れて根は絡んでいる状態で親株から離れていたので、めちゃめちゃ疑って育成をしていました。

その品種は。たまたま仲の良い方が一緒に確かめるのも面白いから欲しいと言ってくれましたので、改めて全ての経緯と多分違う物になるだろう、と言うお話し、そして金額面の調整ともしも本当に違った時の対応を含めたお話しもした上で購入してもらい、一緒に確かめる事になったのですが。。。。

「ああああ!やっぱり違ったっwwww!」ってなりましたヨw。

しかし、その方はそれはそれで気に入ってくれているので今も一緒に育成を続けています。
それがどのくらいの割合で起こるのか、そもそも日本ではカッコよく育成するのが不可能なのか可能なのかも含め、それらの感覚を掴む為には、私が最低2年から3年間は育成して確かめる時間が必要となります。お客さんからしたら、新しい品種が入ってこなくてつまらないと感じる方もいると思います。
しかし私が1品種の癖や性質を知るのには、どうしても何年間か労力を尽くさなければならなず、私は次から次へと品種を増やす気にはなれません。あくまで私の場合はと言う話ですが、実際に輸入、育成、販売をやってみて「こんなに信頼が出来る生産者だ」と外国の人の事を言ってみても、私には文章でのやり取りしか出来ず、頻繁に会う事も出来ません。アガベを扱えば扱う程、生産者さんの事を言うよりも、自分自身で作らなければ、アガベを本気で語る事は出来ないと身に染みて感じたのが正直な所です。
これまでお話をした輸入後のロンジンの取組みを含めた上で、ある日を境に輸入取引きを減らしていきました。生産者さんが信頼出来ないと言う事ではありません。
販売者である私が生産者さんの言う事だけを鵜呑みにして、輸入後直ぐにアガベを販売してお金に換えていき、もしも問題が発生した時に、全て生産者さんに責任を被せてしまう「逃げと責任転嫁の言葉」を出すお店にならない様にしなくてはなりません。口に出さなくても心の中で、その言葉を出してしまったら、今問題になっている政治家達と同じになってしまいます。

政治家のニュース見るノハ本当にイヤダ。。。。情けない気持ちにナルヨネ。。。
あくまでも私の感覚ですが、人というのは頻繁に会っていたとしても、長い年月を掛けて付き合い、色々な場面を共にして、その時のその人の行動や考えを隣で知っていかなければ、人間の本当の所を理解するのは難しいと思います。私が生産者さんと私の慣れない英語で何度も何度もやり取りをしたからと言って、それだけの信頼に縋って販売をしていくのは無理があるとアガベを始めて1年程で感じました。
中々販売が出来ず経営者としては焦ったいのですが、自分が自分の目の前で、その品種を育てて触れ続ける、自分へのリアルな信頼が1番安心だと思います。ロンジンがこれからアガベ屋さんを長くやっていきたいのなら、生産者さんの信頼ある言葉を受けて、私が日本で時間を掛けて確かめて、生産者さんの信頼ある言葉を更に確実な物にする事が、長く愛されるお店になる必須条件だと思います。
毎回焦ってお金に換えればいつか「逃げと責任転嫁の言葉」を出す日が来てしまいます。私としては、信頼があるとか言っておきながらも、いざとなったら、その様な言葉を出して、その信頼ある生産者さんに責任を被せる形になってしまうのは最低な事だと思います。
人間関係の構築はアガベよりもずっと難しいですよね。その様な理由もあり、私が好きなアガベを気持ち良く育成して、自信を持って販売する事が出来るお店作りをするのには、輸入する事、海外の生産者の言葉に頼りきりではいけないと感じました。時間が掛かっても、気がついたら流行りが通り過ぎてしまっても、時間を掛けて自分で作る事が、私のやりたい事だと言う結論が出たので、私は私のペースでアガベ業界の隅っこの方で、私の好きな品種を誰よりも熱く扱っていこうと決意しております。台湾アガベの話にあまり触れた事はありませんが、私は台湾アガベが流行り始めた頃から何品種かは持っています。
もう騒がれてる品種でもないでしょうけどねw。
私が数年間育成をしてから販売しようと思い育ててみましたが、3年程育成して2〜3株程販売しましたが、やはり販売するのはやめて現在も育成をしております。私は台湾アガベが流行り始めた頃から持っていますが、私が販売する様になるのは、完全に流行りが終わった頃になるかもしれませんねw。
世間で台湾アガベがバンバン売れるのを指を咥えて見ながら、「うぅ〜ん。。俺の台湾アガベの生育ってどうなんだろぉなぁ〜」とブツブツ言いながら育成しておりましたw。私としては流行りが終わってしまっても構わないので、それでも私はゆっくり確かめながらやっていこうと思っています。
流行りが通り過ぎたって、その品種が好きだと言う方は絶対にいますからね。
やっぱりロンジンの販売株に関しては、私が初めに惚れたカリフォルニアとイタリアのアガベを扱い続けていきます。

私は最終的にそれが正解だと思っています。

関連記事一覧

PAGE TOP