アガベを食べる人。

皆さんこんにちは。
お久しぶりです。

更新をサボって長い間、私は砂嵐の中で色々な事をやっておりましたw。

今日はお手入れをしたアガベ達の様子を見ながらお話をしていきます。ところでっ!いよいよ春ですね。
春だっ!春といえば植物イベントだっ!!
って、やっぱりロンジンにとって春はイベントじゃないなぁw。
そう。春は植物のお手入れの季節なんです。

titanota fo-76 ol-2nd↓いつも計画的にボチボチやっておけば良いじゃん。と思う方もいるかと思いますが、もちろん年間通してやる事はやってきていますが、今このタイミングでやらなければならない作業内容とやらねばならぬ理由があるんですよ。
と言うわけで、私は2月半ばから3/20日までヒゲもボーボーで砂嵐が巻き起るハウスに篭りっきりになっておったのです。2月半ばから、まずは私1人で大物アガベを鉢から抜く作業を続け、3/5日から直接植物に触れる仕事を、店長もハウス長も全員揃って、毎日3人から5人体制でフルパワーで作業してました。
植物に触れる仕事は、他人には頼んだ事をありませんが、長い付き合いの中で仕事に信頼がおける人が出来てきたので、今年の作業では、ついに助っ人としてお願いして協力してもらう事になりました。

治療中のtitanota fo-76 cpdf ↓先程「植物を触る作業」と言いましたが、植物を触る作業以外にも、沢山の作業があってハウスを清潔に保ち、しっかりをアガベを育成していくのには、「植物を触らない作業」がとても重要になってくるんです。

titanota fo-76 low type-2nd↓これからの植替えたばかりのアガベに対する環境作り、季節に合わせた遮光、植替え作業で出る鉢や根の大量のゴミの回収と処分、そして大廃棄する土がこれまた大量なのでそれらの処分、その他にもハウス環境を変える為の作業、ハウスを清潔に保つ為の大切な仕事があるので、そちらも毎日1人から2人で数時間ずつ稼働してもらい、何とか先日全ての作業を完了する事が出来ました。
多い時には時間によって7人がフルパワーで動いておりました。そして変態助っ人2人に関しては、かなり問題のある2人なんです。コイツらネ↓処分する為に細かく切った大株(超大株fo-76 special)の葉を見ては「これ美味しそうに見えるよねぇ」とか「ちょっと皮を剥いてみようかな」などと変態助っ人2人がしきりに言っているのを私は聞いていました。ホラ、確かに食べれそうな雰囲気なんですよw。そして俺の手がホラー級にカッサカサでしょw。
まぁそれはそうと。
私は「おい!舐めたりすんなよ!」と注意しながら作業していました。
そのうち作業している私の後ろの方で「あっコレ甘いねぇ」と言う声が。。
「はっ!!ついにコイツら舐めはじめたっ!」と思い、振り返って
私「おいっ!舐めるなって。。。」
と言いかけて目を向けると私「おお。。。。」
K「バリバリバリバリ」
私「おお。。舐めてはいないけど。。もろに食ってるやんけ。。」
私「をぉーい!赤ちゃんじゃねぇんだから、何でも口の中に入れて確かめようとするんじゃねぇよ!」
K「えっ?でもコレやっぱり甘いっすよ!」
私「そう言う問題じゃねぇんだよw」もうね。。アガベが好きなのはわかっているけど。。本気で食べちゃう系の人達と作業するのは、ある意味「管理」が大変だと言う事を実感しました。
これからは変態助っ人共が食べない様に、しっかり猿ぐつわをして作業させる様に心掛けます。
やっぱり春はイベントの季節では無く、ハウス作業の季節ですw。この様にお店の営業を止めて、経費を掛けて大掛かりに植物達のお手入れをする事が出来るのも、ロンジンで植物を購入して下さる皆さんのおかげです。
今年も有り難く作業をさせていただきました。
いつも本当にありがとうございます。

titanota fo-76 cpdf ↓今年の春も、とにかく経費も時間も人間も、とことんアガベにぶっこんでやったぜ。
そして言うまでも無く、お店の売上げも俺の足腰もガッタガタw。
でも、アガベはシャキーンってなる。

実生titanota blue ↓メチャクチャ良い感じになってきました!これらの作業は、将来最高のアガベを作れる様になる為には絶対に必要な事です。
200ℓ近く土が入るアガベの植替えから、小さなプレステラ鉢の植替えまで、過去最高の株数の手入れをした、と言っても良い程に今回はとことんやりました。
おかげで自分達がワンシーズンで手入れをする事が出来る限界を理解する事が出来ました。

titanota fo-76 R ↓それにしても、毎日ハウスで妻に作ってもらったオニギリ🍙を食べていた生活から抜け出して、やっとお店に立てる様になりました。
今回の作業にはロンジンの方向転換と進歩の意味もありましたので、作業にはより力が入りました。
そんなにガチンコで作業しても、今直ぐ売る事は出来ないけれど、これは皆さんにこれまで購入していただいた品種全ての未来の為なので、やっぱりロンジンにとっては絶対に必要な事だと確信しています。

titanota fo-76 cpdf ↓皆さんが過去に購入してくださった品種を、これから輝かせる為には、新しい品種の仕入れをするよりも、私が今まで好きで持ち続けて、販売してきた品種に時間を掛けていく事で未来の楽しみに繋がっていくんです。
ロンジンが数年間プレステラ鉢で育成を続けて来たアガベ達が、今回プレステラ鉢を卒業して、ついにブラックポットに植替えられて、そして大きなRマークの付いた鉢で販売する事が出来る様になる日が近づきました。

titanota fo-76 FRC ↓ロンジンでは、良いサイズの輸入株をバランスの良い鉢に植替えて、一年程の管理で販売したりして育成方法も含め、失敗したと反省をした過去がありますので、初めから見た目の良いサイズのアガベを輸入して仕入れて、いきなり見た目の良い鉢にポーンっと合体させて販売する事はしない様にしてきました。

titanota fo-76 cpdf ↓時間は掛かるけど、プレステラ鉢で小さい時から自分達で育成して、技術やその品種に対しての知識を蓄えながら、出直すつもりでプレステラで販売していこう、と決めてあれからおおよそ5年くらい経つかなぁ、それがいよいよ丸い鉢に大きなRマーク付きの姿で販売していける日が近づいているんです。
時間を掛けてこれに辿り着く事も目標だったので、それが実現になるのが間近かと思うと本当に嬉しいです。
まだ直ぐには実現しませんけどね。そして、これからは各個体を「何年物」と示しながら販売をしていこうと考えております。
5年程を掛けてきて、今回やっと鉢と植物の全体の姿を変える事が出来そうですが、それだけでは無く、これまでの実験結果を全て集約して、ついに今年は土の配合を大幅に変える事も出来ました。
今回の配合には更に自信があるぞっ!

titanota fo-76 cpdf ↓更に、根の処理に関しても、これまでずっと模索してきましたが、去年確信を持てる方法に辿り着き、試験的に500株程で実験して、良い結果が出たので、今年の植替え株の全てに、その植替え方と発根方法をフルパワーで捩じ込んでやりました!

↓実生ホリダ
もしかしたら、過去最高に良い結果を出せる条件が整った年なのかもしれないと思ったので、今年は長く営業を止めて作業に全てをぶっ込みました🔥
どの品種に関しても、私が輸入して親株を売らずに何年間も育成して、それから子株を取り、それを育成しつつ、それと同時に親株を仕上げて、とにかく「販売目的だけの為に、血統や育成方法、そして自分自身の技術や知識を偽る」と言う事が出来ない様に心掛けてアガベを扱ってきました。

titanota fo-76 cpdf ↓そして血統だけでの価値感だけで売るのでは無く、良い血統だと言うなら、良い血統の個体を育成した数年後の姿をしっかりと見せて、過去に皆さんが購入してくださった品種の価値観を下げないどころか、価値観が上がる努力をする事にも拘ってきました。
過去に私が扱って来た品種は、色々あって2品種程は手元にありませんが、その他は今でも私が育成をしております。皆さんが7年前に購入してくださった品種も、私自身も持っていますので、この品種はこれからだ!と言う気持ちで大切に楽しみに作り込みしてます!
今回は長い間休業させていただきましたので、その報告をさせていただきました。アガベはこれからです。
ロンジンと一緒にアガベライフを盛り上げていきましょう🔥
超長文へのお付き合いをありがとうございました。

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