皆さんこんにちは。
前回の入荷は100%完売。そして、今回の入荷も残り10%となりました。
特に今年は、アガベを大切にしてくださる方々に、購入していただき、生産者としても販売者としても、この上ない喜びを感じています。
RONJINが育成したアガベを求めていただき、本当にありがとうございます。
今日は画像を用意できる範囲で、RLFさんの作品に仕立てたlow typeを紹介していきます。
↑やっぱりこれは嬉しい。。※9ヶ月前の姿。
しかし私としては初めから、ナイスバランスで仕立てすぎです。
また今度、low typeの別の株で、私的な仕立て初めに良いバランスを紹介します。
↓とても厳ついですが、まだまだこれは子供の顔。low typeはこんなモンじゃないですよ〜。
水の抜けがとても良い。そして通気も良いので、水遣り後の乾きが早く、湿気が篭りにくい。
育成をするのには、とても良い環境になりました。
そして、言うまでも無く、カッコイイ。。。ここから9ヶ月育成を進めていくと。。
↓こなります。数ヶ月前よりもゴツゴツになった。
この後の植替えを快適に行っていく為にも、鉢の形によって注意する事がある、という事を頭に入れて、仕立てをしていきましょう。
末広がりな作りの作品で、育成した株を抜いてみると、鉢の下部に根が集中して回っている状態が多く見られます。
その為、更に次の植替え時に、鉢から抜く際には、細心の注意が必要になります。
中々抜けなくて、ムキになって叩きすぎてしまい、大切な陶器鉢を割ってしまったり、引っ張りすぎて、根を痛めすぎたりしない様に、注意して植替えを行って下さい。
RONJINで仕立てた物であれば、私が責任を持って植替えをしますが、細心の注意が必要と言うだけあって、作家さんの鉢に植えてある物の植替えは、鉢もアガベも大切すぎる為、恐ろしくてお受けする事は出来ませんので、ご自分で慎重に行って下さい。
鉢から抜くのに慎重に作業して、苦戦する物では丸一日かかる事もありましたw。
どちらも痛めない様に、大切にするのには、そのくらいの手間がかかります。人には伝わりにくい苦労とリスクはありますが、それがまた仕立て物を維持管理していく満足感に繋がります。
以前の記事でもお伝えしましたが、私の見極めが悪く、仕立ててから3ヶ月程で、再度植替えをしなければならない事態になった事もありますw。
今回は、初めからナイスバランスで仕立てすぎなので、もちろん短期間で再度植替えの可能性もあります。
しかし私は植替え時には、慎重に時間を掛けて、上手くやれる自信はありますので、今回はこの様に仕立てました。
プラ鉢も、作家さんの鉢も、同様に言える事ですが、想定外に植替え後にアガベの成長が早かったり、嬉しい事ですが調子がガツンと上がり、根が急速に増えて、根が土を鉢から押し出して、溢れてしまう事もありますので、皆さんも仕立てをする際には、初めからナイスバランスに拘りすぎて、鉢が小さめの仕立てになりすぎない様に、しっかりと見極めをして実行して下さい。
私はいきなり作家さんの作品に植えることは、殆どあまりません。時々あります。
半年から1年程は、小さ目のプラ鉢で育成し、植替えの際に、それまでに作った根を確認して、作家さんの鉢に仕立てても良いかどうか、そして土の量は十分に確保できているかを判断します。
育成のやり易さと格好良さを最大限に活かして、作家さんの作品を楽しんで使っていきましょう。
特にアガベは太く厳つい根が張るので、仕立てものをしっかり維持管理するのには、知識と技術が必要だと思います。
植替えに関しては、プラ鉢よりも難しい部分があるからこそ、作家さんの鉢に仕立てて、しっかりと維持管理できている物への価値観を、とても高く感じます。
↓陶器鉢の育成のやり易さを実感しながら、育成を楽しみ、上の画像から、およそ9ヶ月でここまで成長しました。ちなみに、根はパンパンな状態です。
陶器鉢はとても育成がやり易いですねぇ。
皆さんも仕立てを行う際の参考にしてみて下さい。
low typeが絶滅の危機に瀕していた、初期の頃から見ていただきましたが、何とか仕立てをするところまで来れました。
プラ鉢でも陶器鉢でも同じ事が言えますが、鉢とのバランスが悪くなってほしくない、と言う気持ちで水を与えないで維持していると、いつまでもプラプラ、動きがない、水を与えたら徒長した、などの経験がある方もいるかと思います。
先程も言いましたが、私はプラ鉢で育成して、作った根を確認して、これから植えようとしている陶器鉢に、根や土の量が合っているかを判断します。
水をしっかりと与えて育成して、最低1年間は落ち着いて育成していける状態で仕立てを考えます。
私はサボテン、オベサ、パキポ、なども陶器鉢で育成をしています。追肥などの理由で植替えをしていますが、その中でもアガベは根が厳ついので、植替えの理由は、根が収まりきれない、と言う理由の方が強いです。
去年からは、2年間植替えをしないつもりで作っている株達もあります。鉢と土のサイズにもよりますので、これから色々なサイズで作った株の生育状態を観察していこうと思います。
初めは小さ目のプラ鉢で育成をしてから、陶器鉢に植替えをする事には色々な理由はあります。それはまた店舗でお会いした時にお話しさせてもらいます。
いきなり、ナイスサイズで植え付けてしまうと、せっかくの作家さんの鉢の使い易さを、知ることが出来ないと思います。
作家さんの作品を楽しむ為にも、育成が楽しめる仕立てをしていきましょう。
これでようやく、low typeの育成を落ち着いて楽しめます。
私が、ベストと考える、仕立て初めのバランスに関しては、また今度紹介します。
本日もお付き合いをありがとうございました。