皆さんこんにちは。
今日は年末年始の営業のお知らせから。
12/28日〜1/4日までお休みをいただきます。
前回に引き続き、今回は私がベストだと思う、仕立て初めについて紹介していきたいと思います。
今回は私の秘蔵っ子の、鞍馬×titanota fo-76 low typeです!マジで宝物っす。。。。。
↑【9ヶ月前】スカスカ。バランスとしてはへなちょこw
↓【現在】良い感じになってきた。。カッケーー。。
↓【9ヶ月前】植え付けた時は、あれ?ってくらいに不恰好です。
仕立ては我慢からw。
我慢をする事で、将来への目標が出来て、育成をする上での励みになっていきます。※ドMではありません
↑【9ヶ月前】この時のバランスを、私が真顔でお見せしたら、センスが無さすぎるw、と笑われそうなので、この時はコソコソ育成しています。
比較してみると、かなりの違いです。
↓【現在】ナイスバランスとは言えませんが、まぁまぁな感じになってきたでしょ。株の調子は言うまでもなく最高です!
9ヶ月でナイスバランスになってもらっては困りますけどね。
通気が良く、乾きが早いので、清潔感を保ちながら育成をしていく上で、RLFさんの鉢は最高にやり易いです。
↓【9ヶ月前】横から見ると、比較しやすいかな。
↑【9ヶ月前】仕立てを作る為に、植え付けたばかりは、本当にバランスが悪く見えますねw。
↓【現在】やっと、仕立てが出来てき初めてきた。と言えるくらいになってきました。
仕立てを作るとは、作家さんの作品に植え付けたら完成なのではありません。それでは1日で完成してしまいますからね。
前回もお話しをした様に、Ronjinでは先回りした考えを持って、アガベ小さめから植え付けて、時間をかけて、良いバランスまで育成で仕上げた物を、「仕立て」と表現しています。
これは、あくまでRonjinでの考えと表現です。
ここからは現在のlow typeを見ながら、お話ししていきましょう。
輸入株を、ポンッと植えて、出来たっ!
輸入、入荷したら、我が子だっ!
私の考えとしては、どちらも違います。
発根もしていない状態では、アガベは目覚めてもいませんので、まだまだ愛着には程遠いです。
仕立てに関しては、輸入株を目覚めさせ、発根管理後に環境に慣らして、押さを完了させ、作家さんの作品に植えて、活着後に良いバランスまで作って、仕立てと呼んでいます。
そして、輸入した直後は、「良くきてくれた」とは思いますし、アガベに対しての価値観は大いにありますが、先程も言いましたが正直、まだ愛着はありません。
そこから環境に慣らしながら発根管理をし、時間をかけて押さえの育成をしていく過程で、ジワジワ愛着が湧いてきます。
上手く行かなすぎて、ムカつく時もありますよww
育成は山あり谷ありですが、これが面白いくらいに、全ての株に愛着が湧いてきます。
しかしlow typeの様に苦戦した品種への愛着は別格です。
そこまで手を入れて、初めて店舗へ運び、値段をつける事が出来ます。
やっと「我が子」の様に思えてきた時なので、販売するのに悩んだりする事も少なくありませんw。
つまりお客さんに、アガベと自分の愛着を育ててもらえる状態で、皆さんへバトンを渡しています。
しっかり動きも、水の吸い上げもありますので、次の日から我が子の様に愛着を持ってもらえたら、アガベおじさんは嬉し良です。
↓9ヶ月管理をして、このバランスならまだ余裕がありますので、これから工夫をすれば、この仕立てで2年間の管理が出来たら良いな。とワクワクしながら育成に励んでいます。
↓こうやって見ると、食べられてしまいそうだw。
余談ですが、私の恐怖体験をお話しします。
私は頭痛持ちなので、頭痛薬を使う頻度が多いで、良く使う薬はあまり効きません。
それを見ていた店長が、昨日いつもと違う種類の頭痛薬を買っておいてくれました。
優しい店長に見えるでしょ。。しかし騙されてはいけません。。人って怖いですよ。。。
その日、店長は時折「頭痛はしないですか?」って聞いてきます。何度も聞いてきます。心配してくれテイル。のか。ん?でも、ヤツは半笑いなんです。。
「なんで何回も聞くんだよ」と聞くと。。店長から恐ろしい答えが。。。なんと。。「えっ!だって、どうなるか早く試してみたかったから」でした。しかも。。また。。笑ってる。。。もう怖い怖い。
(´-`).。oO私を非検体にして楽しもうとしてやがる。ヤツは最近アガベの薬品を混ぜてる時もヘラヘラ笑ってるしな。。このサ○コやろうめ。。
皆さんが店舗に来た時、私の目がトロ〜ンとしていたら、店長の薬漬け計画の仕業だと思って下さい。
話は戻りますが、↓タマンネ。。。。ササリテェー。。
時間をかけて、薬漬けに。。いやいや。。時間をかけて作ってきた仕立てが、ゆっくりと出来上がってくるのは、毎日の恐怖。いやいや。。毎日の楽しみです。クソォ。。脳裏にある薬漬け店長の残像のお陰で、頭の中がごちゃごちゃだ。。
仕立てに対しての考え方は、人それぞれではありますが、Ronjinではその様に考えて作っています。
作家さんの作品の、快適な使い方を、しっかりアドバイス出来る様に勉強して、将来販売していきたいです。
↓現在のlow typeは殺虫や殺菌を多めに繰り返しながら、順調に成長しています。城みたいでカッコイイ。。。
↓このlow typeは、後1年間育成を続けていけば、仕立てが完成するはず!
しかしその前に、植替えをしなくてはならなくなるのか?出来れば完成が見たいから、このまま育成し続けたい。
そんな風にドキドキしながら育成するのは本当に最高です。
完成に辿り着くのには、一株一株の生育の癖や、植付けの時からの読みが大切。
思いの外、大きくなり過ぎてしまったり、サイズは良いけど、根が溢れてしまったり、私の見極めが悪くて、過去に何度も失敗して、この様な考えと、楽しみ方に辿り着きました。
仕立ての本当の完成を見る事が出来たら本当に最高です。
これからも育成に関しても、仕立てに関しても、Ronjinのお客さん達と一緒に楽しんで行けたらと思います。
low typeを手に入れてからの、これまでの歩みには色々な事がありましたが、それが全て愛着へ変わっていきます。
これが私のagave life。