夏場の屋外管理の注意点。

皆さんこんにちは。
今日はtitanota fo-76 tbl を見ながら、夏場の屋外育成の注意点のお話をしていきたいと思います。私は梅雨時期に、アガベが湿気でやられたり、根腐れなどを起こした事は殆どありません。

梅雨の終わり頃は危ないですけどね。
しかし、夏場になり気温が上がり、濡らしすぎたりして、土と下葉の間を蒸らしすぎると、根腐れと言うよりも、葉が黄色くブヨブヨして病気の様な状態になる事があります。
夏場の屋外では、その様な事が起こり易いので、私的には梅雨時期よりも、夏場の方が環境に気を遣います。私の感覚ですが、オベサ、サボテン、パキポなどに比べて、アガベは根腐れ自体はしにくいと思います。
アガベは成長点から太い根が多く出ているので、1本や2本腐っても平気な様に感じます。
蒸れなどでの「根腐れ」では無く、「株のすぐ下の成長点部分に腐りが入る」事があります。コレは根腐れとは別です。
そんな時には、一度土から抜いて、腐った部分を切除殺菌して処置します。健康なアガベでも、抜いた時に根を触ったり、匂いを嗅いだりして確かめると、10本あるうちの3本程が、黒く湿っぽく、そして土の匂いの中に、若干腐った臭いを感じる根があったりします。健康なアガベの中にある、黒く湿っぽい根は、不要だから自分で根を終わらせた事によって腐っていったのか?それとも根腐れをしたのか?私にはそれがどちらかはわかりませんが、健康な株でも根腐れをした根を発見する事はあります。高温多湿で腐る場合は「根腐れ」と言うよりも、株の直下の部分、幹と言ったら良いのかな?その部分に腐りが入ると、葉が1枚ずつでは無く、2、3枚が一気に黄色くなったり、どす黒くなったりして、ニュルッと言う感じで何枚かの葉がバラけてしまいます。

私としては、アガベで根腐れをした事があまり無いので、根腐れに対してはあまり気にしていませんが、この様に成長点の下部が腐る症状にはとても気を付けています。特に夏場なんですよ。
夏は前日に水遣りをしたり、雨ざらしの場合に雨が降ったりした次の日に油断をしていると、日光をガンガン当たっていて、風通しが悪いと、一日中ムンムンムンムンムンムンしますよね。梅雨時期よりも、夏の高温多湿の方が危ない思うので、皆さんも注意して下さい。
日光を当ててあげるのが良いと思いがちですが、ガンガン当てれば良い、と言う訳ではありません。日光が当たる時間の長さ、気温、湿度、風通しの良し悪し、これらに注意して、自分自身だったら気持ちが悪い、苦しい、と思う事を避けてあげるとアガベはしっかり育つと思います。

そして、夏場の地面は地獄の様にムンムンにメラメラに熱いので、出来るだけ地面から離してあげましょう。

私も夏場に日の当たる場所で、丸一日地面に座っていたら死ねると思います。
言わなくても、皆さんはお分かりかと思いますが、屋外育成では、夏場の朝の水遣りは蒸れ蒸れになってしまうので、夕方、夜の気温が下がった時間帯に水遣りをして、次の日には、風通しを気にしてあげて下さい。

そして、いつもより日光の当たる時間を少しだけ短くする、又は遮光をして特に水遣り後の2日間はアガベが気持ち良く、ゆっくり水を飲める様にしてあげて下さい。今日は簡単にですが、夏場の注意点をお伝えしました。
秋冬に向けての体力作りは、夏の管理が重要であり、春夏の体力作りが1年を決めます。1年間の良い生育サイクル、越冬出来るかどうかは、春夏のコンディション作りで決まる、と言う事を意識して、夏場の育成を楽しんでいきましょう。

関連記事一覧

PAGE TOP