みなさんこんにちは。
まずは改めて来店についてですが、Ronjinで購入した事のある方は予約は必要ありません。
作業が伴う事などは、私の手を空けておく必要がある事や、材料の用意などがありますので、当日では無く、なるべく事前に予約をお願いします。
久々に来られる方は、お店の入口でRonjinで購入した株の写真を見せてくだされば入場可能です。
新規の方は来店の際には、必ず予約をお願いします。
それでは今日の本題。
同じ環境で育成しているBBのお話。
同じ環境なら同じ様に仕上がるのか?について育成歴の同じ株を見ながら、お話をしていこうと思います。
↓カッコ悪い状態(BB1とします)↓カッコ良い状態(BB2とします)どちらも同じ環境で同じ育成方法です。
同じ事環境なら同じ様に。そう思いがちですが、それは違います。
とは言っても、BB2の生育状態が9割です。
私は「個体差」という言葉を、「説明する側がわからない時の都合の良い言葉」として使わない様に心掛けています。
そんな訳で、同じ環境、同じ育成方法でどちらも約2年間の育成株を見せながら、お話をしていきたいと思います。
植物にもその時になりたい形、人間から見て、良い形と思える様になるのには、個体差や管理年数などのタイミングがあると思います。
カッコ悪い方は私から見て、確かにカッコ悪い。ですが、きっと植物はそう思っていませんし絶好調なんです。↓(BB1)もちろん不調により、このカッコ悪い形になっているのなら問題ありですよ。↓(BB1)コレは、人間から見てカッコ悪い、と感じますが、植物自身は絶好調なんです。↓(BB1)『絶好調でカッコ良い』が最高ですが、『絶好調でカッコ悪い』時だってあります。
アガベの育成を続け、アガベを知ってきたみなさんなら、こんな訳のわからん話も、理解してくれるのでは無いか、と思いますw。
ここからはカッコイイ樹形のBBを見ながらお話をしていきましょう。↓(BB2)もちろん不調により、徒長したり、開いてしまっているのはダメな事なので、その場合には育成方法について大きく改善が必要となります。
絶好調だけど、人間から見て形が気に入らないのであれば、育成方法や環境に少しずつ変化と改善を行い、中期的に観察をしていく事で楽しみが増えます。
このアドバイスするのが私の役目です😏。
絶好調だけど、形が定まらず気に入らない、と言う事の中には、管理年数の長さも関係してくるのではないか、と思います。
まだ若く管理年数が1年そこそこの株は、その時の樹形が良くても、まだ葉が薄く、その後に開いたりする事も珍しくありません。
絶好調だけど、生育過程でその時は、そうなりたいだけなので、ここで水を切ったり、無理矢理強い光に当てたりすると不調に陥る事があります。
徒長の場合は問題ありですが、これは徒長ではなく、私から見て形が気に入らないだけで元気なんだ!という様な判断が重要になってきます。
こんな時の判断はとても重要です。植物はいつも私の好みの形でいてくれるとは限りませんので、先程もお伝えした様に、私はこの場合には育成方法を大きく変えずに、少しずつ変化をつけ観察をして楽しんでいます。
その一方で、管理年数が長い株は、貫禄があり樹形も安定的です。↓(管理年数が長いBB)管理年数が長い株が樹形を崩したり、変化させる時は、植替えや環境を大きく変えた時などが多く、普段通りの育成で急変してしまう事は、管理年数が短い株に比べて少ないと感じます。
私は、徒長なのか?若いからこその生育過程なのか?この見極めをして育成をしています。
↓最近は徒長のお手本株がないので、過去のスーパー徒長君の画像を引っ張り出してきました。これじゃぁダメですよw🙅♂️。
久々に見るとヤベーなw。
ジワジワ焼けの疲れ?水が少なすぎなのか多すぎなのか?光が強すぎなのか弱すぎるのか?照射時間が長すぎなのか短すぎなのか?環境はそのままが良いのか一度変化させるべきなのか?照射距離が近すぎるのか遠すぎるのか?ライトの数が多すぎるのか?などなど、育成が上手くいかない時は、ハッキリわからない疑問だらけになります。
これに関しては、私も皆さんも同じ事であり、しかしこれこそが私の楽しみです。悩むけどねw。
しかし育成の過程を悩み追求するからこそ、仕上がって来た時の喜びは大きいですよね。
自分で作ってきたという、その過程が、その先の安心して楽しめる、あなたのアガベライフ作る事に繋がっていきます。
Ronjinのアガベをお持ちの方々は植替え相談と同時に、これまでの仕上がりを見ながら、私と一緒に育成方法の確認もしていきましょう。↓(BB2)冒頭でもお伝えしましたが、みなさんの株を持ち込んでの植替え相談についてですが、私の日々の作業の中で、やり始めてしまったら手が止められない作業などをやってしまっている事があります。
私が作業をしていると、置く場所もありませんので、相談どころじゃなくなってしまいますw。
相談には落ち着いて、しっかり見て答えていきたいので、植替えや植替え相談の際には必ず、事前に予約を入れて下さい。
植物を仕上げていく過程には、様々な悩みがあります。
その悩みを聞いて本気で答えていくのが私の仕事です。
例え育成している株の中の1割〜2割だったとしても、正しい育成方法で育成した中で個体差は出る。
「当たり前じゃん」と思う方は多いと思いますが、当たり前の事を検証して、初めて「個体差」と言えるのだと思います。
「育成方法での差」なのか「個体差」なのかハッキリと知る事が重要です。
訳も分からず悩む事はストレスであり、不安というヤツですがw、私の出してきた結果を見ながら、一緒に悩み改善点を見つけ、植物をより一層楽しいものにしていきましょう。