LEDライトのついて

皆さんこんにちは。
今日はLEDライトについてのお話です。LEDライトについては、出来るだけ多くの株で、長い時間を掛けて実験する必要があります。
植物の品種に応じて、「動きが早い」「動きが遅い」がありますので、3ヶ月程で、おおよその判断が出来る植物もあります。例えば、私が育成しているマダガスカリエンセは、アガベに比べたら、「動きがとても早い」ので、最低50株数を使用して3ヶ月の実験で、正解率50%程度の答えは出せるかな?と思って実験に取り組みます。本当に良い、と判断するのには10ヶ月あれば判断出来ると思います。
それはあくまでRonjin 基準ですし、実験を進めていく上で、判断基準が変わる事もあります。私はマダガスカリエンセについては、専門的に取り組んでいますが、他の品種に対しては、素人の様なものなので、「ビカクシダ」と一括りには出来ない事をお伝えしておきます。長い間、特徴を見ながら、育成をして何を学ぶのか。
それは「辛め」「絞り」「強光」などの洒落た事ではありません。
それらは知識や技術があって実行する事だと思います。まずは「専門で育成する」と決めた植物の様子をしっかり見れる様になり、実験結果を見定める「その品種の判断基準」を作る事だと思います。
その植物の判断の期間は、一体どの程度なのか?
また、この植物では、どの程度の株数を基準にすれば良いのか?
実験には、まずは「判断基準」を作らなければならないと思います。アガベに関しては、植替えや屋外から屋内に変える事についての判断は、3ヶ月程の短い期間で良し悪しを判断できます。
しかし「素人さんでも育成がやり易い土」や「植替え方」に関して、良い結果を出すのには時間が掛かるし、かなり奥が深いです。
アガベに関しては、育成の上手い人は基本的に「そこそこの土」でもバッチリ仕上げる事も出来ると思います。同じアガベだとしても「実験内容」で結果を見定める期間は違う、という事を注意して「判断基準」を作ってきました。
しかし「光源」に関しては、相当な経験が無いと、3ヶ月程度で見定めるの難しいと思います。
「今から新たに実行します!」の、その前にやっていた育成方法の影響が、2〜3ヶ月後にジワジワ出てくる。のであれば「これに変えて1ヶ月っ!変化が出てきました!」ってのは、残念ながら正解率で言えば、かなり低いと気がします。その前にやっていた影響が出ていているのに、「変えたから出てきた」と勘違いしてしまう場合があります。
一生追いつかないイタチごごっこの始まりになりかねません。
もちろん、「屋外から屋内に場所を変える」「植替えをして変化する」
それらの変化はわかりやすいと思います。
しかし、1〜3ヶ月程は良くなって、その後に、調子や樹形を崩す事は良くある事なので、アガベの中の品種ごとに違いますし、同じ品種であっても少ない株数で決めつけない事が大切です。アガベの様に、「葉が厚い」上に「動きが遅い植物」に対しては、実験の影響が遅れ遅れで出てくる事が普通だと思います。
この2年間新たなLEDの実験をしてきました。
この期間で、色々な品種を合わせて1500株程は使ったと思います。
その前のLEDでは、期間は3年間で2500株程の株を使ってきました。たったの5種類程ですが、前のLEDの3年間と、今のLEDの2年間で、やっとアガベの光源の実験の結果を出す事が出来ました。
そして私は、今年からまた新たな実験に取り掛かります。
私自身、技術も知識も、まだまだ乏しいので、とにかく時間と株数を使って、「私の考えや気持ちでは無く」「数多くの本当のアガベの様子」を純粋に見て、少しでも正解に近い答えを出したいと思います。
それでも、私の育成の知識と技術が進めば進む程、「過去の結果」を否定して、新たな事をお伝えしていく事が増えていくと思います。
「こう言ってじゃーん」て言われても、私は新たな情報を増やせれば良いと思います。
過去の時間や結果にしがみつかずに、進んでいく事が、育成の楽しさを成長する事だと思います。Ronjinのお客さんには、そろそろLEDライトの結果について、報告をしていきたいと思っておりますので、来店した時にお話をしましょう。

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